特別な日を支える推し活カフェ

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現在、推し活は若年層を中心にさまざまな形で楽しまれている。最近では推しそのものではなく推しのイメージカラーの物を集めるなど、推しを象徴した要素を生活に取り入れる「概念推し活」が流行している。吉祥寺駅北口より徒歩3分の場所にある「Cafe Eve」はそれを楽しむことができるカフェだ。概念推し活を支えるCafe Eve代表の井嶋佳那さんに話を伺った。

Cafe Eveは当初「かわいいカフェ」としてオープンしたが、利用する客層やコロナ禍以降の「推し活」ブームをきっかけに「推し活カフェ」に路線を転換。「推しの魅力を最大限に引き立たせる幸せ空間」というコンセプトのもと10代20代を中心とした若者の推し活を応援している。同店では推し活を楽しむスタッフも多く、推し活をする人々に寄り添った理解あるサービスが提供されている。その一つが528通りものカスタムが可能なパフェや、11色から選べるカラフルな紅茶などのメニューだ。多彩なメニューにより、おのおのが想像する推しの世界観をつくることができる。「テーマパークのようにいつ訪れても良い体験ができる場所だからこそ、特別な日に行きたくなるカフェでありたい」と井嶋さんは語る。

井嶋さんは推し活の魅力について、推しのために行動することを楽しみ、その上で自分を好きになれることだと話す。推しに会いたい、応援したいという気持ちが原動力となり、美容に力を入れたり、旅行をしたりといった行動につながるという。推しのために何かをするという行動を通して自身が楽しみ、自己肯定感を高めてくれるのだ。

Cafe Eveの店名「Eve」は「祝日の前日」を意味しており、そこにはクリスマスイブのごとく、心弾ませながら訪れてほしいという思いが込められている。そのような高揚した気持ちは私たちの日常のふとした瞬間に幸せを感じさせ、日々の生活に潤いを与えてくれる。推し活ならびに同店に興味を持った人はぜひ、Cafe Eveへ訪れてみてほしい。

(木村陽南詩)

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