学生主体 広がる国際交流の輪

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成蹊大学では、留学生の支援と異文化交流を目的とした「国際交流サポーター」が活躍している。今回は国際交流サポーターとして活動する大原璃奈さん(総合経営2)、星野葉菜さん(国際文化2)にインタビューを行った。 国際交流サポーターの主な仕事は、留学生の住民登録や銀行口座開設などの手続き支援から月に1回行われる国際交流イベントの企画・運営まで多岐にわたる。国際交流サポーターとして活動するには例年11 月ごろに国際課から出される案内に沿って応募し、国際課との面接を受ける必要がある。その際、学年や性別、英語の得意不得意は原則不問だ。採用後のキックオフミーティングでは、活動しやすくするために留学生と関わる際の心構えなどを学ぶ。ミーティングは毎月1回実施し、昼休みなどの短時間で実施されるため、学業と国際交流サポーター活動の両立が可能である。

前述したように国際交流サポーターはさまざまなイベントを企画・運営している。4月と9月に行われるウェルカムパーティーと帰国前のフェアウェルパーティーは参加者が多く、盛り上がりを見せるという。6月と10 月ころに実施されるバスツアーでは毎年行き先を変えるといった、参加者が楽しめる工夫を凝らしている。企画したイベントで、留学生が楽しむ様子を見たときに達成感を得られることも魅力の一つであると2人は語る。今後は現在行っている習字や浴衣の着付け体験といった日本文化に関するイベントだけでなく、他国の文化がテーマの企画や国際交流サポーター以外の成蹊生が気軽に参加して親交を深められるイベントづくりをしていきたいという。

国際交流サポーターは「国際交流に興味がある」「留学生と関わりたい」という思いを持つ人にとって、海外に行かなくても他国の人々や文化に触れられる絶好の機会だ。世界とつながる一歩を踏み出し、交流の輪を広げてみてはいかがだろうか。

(加賀谷綾音)

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