学生が共に学びを深める空間を目指すラーニングコモンズ。今回はその運営を行う、学生ラーニングコモンズ運営委員会のサブリーダーを務める櫻井豪さん(政治学科3)にお話を伺った。
櫻井さんは、理工学部のエリアである11号館を文系の学生も利用できるような建物にするため何か率先してできないかという思いから、委員会への参加を決めた。櫻井さんはラーニングコモンズについて「図書館とトラスコンガーデンの中間のような、騒がしくなく、静かでもない場所」だと話す。
11号館の大きな特徴の一つが、館内の内装だ。教室がなく授業が行われないという特色を生かし、作業をする学生の保養になる色を取り入れたり、他の建物とは異なる木の素材を使用するなど、設備に力を入れている。机や椅子はデザイン性があり、体にフィットする造りとなっている。
学生に利用してもらいたいサービスも充実している。1階には武蔵野市の店舗の商品が購入できる無人販売所、2階にはレポートや論文を書く際の助けとなるライティングセンター、そして3階にはテラスがある。また、開放的なエリアと仕切りで区切られたエリアが両方存在し、フロアが上がるにつれ静かな空間へと移り変わる。課題をしたり昼食をとったり、個人での作業だけでなく、ミーティングやプレゼンテーションなど複数人での利用もでき、その活用方法はさまざまだ。
櫻井さんは新入生に対して「入学して、息詰まったり戸惑ったりしたら11号館に来てリラックスしてほしい」と呼びかけた。気分転換に立ち寄ってみてはどうだろうか。
(橋本こと乃)
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