交流生む新学生寮

この記事は約2分で読めます。

2027年秋、成蹊大学生専用の新たな学生寮が本学から徒歩5分の場所に開寮する。今回は、成蹊大学学生支援事務室の事務長である谷口敬太さんに話を聞いた。

建設予定地はもともと遊休地であり、長年活用方法が検討されてきた。グローバル化を視野に入れた本学の第三次中期計画を踏まえ、新たな学生寮の建設に向けて2024年から本格的な準備が始まったという。この学生寮は、運営を外部企業に委託するのではなく、大学が直接運営する新しい形を採用している。これにより、成蹊大学が目指す教育理念を寮生活にも反映できるようになった。

寮はロの字型の構造で、中庭には四季を感じられる紅葉の木が植えられる。これは、留学生から寄せられた意見を参考に採用された。また、建物の外周には桜の木も植えられるという。建物は地上3階建ての木造で、環境負荷の 低減を目指した設計が特徴である。

エントランスから個室へ向かう際には必ず共用スペースを通る構造となっており、シェアキッチンや多目的スペースも設置される。さらに、居室の半分を留学生向けに設け、幅広い受け入れを目指している。こうした「偶発的な交流」を生み出す設計や留学生の受け入れ体制は、寮のコンセプトである留学生との交流の促進に直結する。

共用スペースが多い一方で、防犯面やプライバシーにも配慮している。建物内には防犯カメラを設置し、入館には認証システムを導入する予定だ。また、個室には内鍵やタッチキーの採用が検討されている。

希望者全員の入居は難しいため、選考として面接を実施する可能性もある。寮生活を通じて実現したいことやこれまでに力を入れてきた活動についての質問などが想定されている。

谷口さんは、「ゼロから寮づくりに関わる意欲のある学生に入居してほしい」と語る。人との交流が得意かどうかにかかわらず、意欲がある学生を歓迎しているという。寮生活を通して自発性を育み、学生自身がルールづくりやコミュニティ形成に主体的に関わることを期待している。

新学生寮は、「多様な価値観を知り、自ら学び成長する」という理念を掲げ、そのような学生を歓迎している。募集は2026年内と翌年2月頃の2回に分けて行われる予定で、詳細は8月以降に公開される。

(河合紅奈)

コメント

タイトルとURLをコピーしました