【19日大学体育館】
一般種目バレーボール男子決勝は異例の成蹊対決となり、成蹊Cとの激闘を制し成蹊Aが優勝を果たした。試合は25点先取の3セットマッチで、最終セットのみ15点先取で勝敗を決める。
≪試合結果 (成蹊A) ≫
〇2-0 対学習院B
〇2-0 対学習院A
〇2-1 対成蹊B

第1セット序盤、冨田颯空選手(理工2)の5度のサービスエースで勢いづいた成蹊Aが優位に試合を進め、10-5と成蹊Cを突き放す。その後、点差を縮められ 14 - 14 で同点となるも、成蹊Aは落ち着いたプレーの中で相手陣形が崩れた隙を見逃さない。冨田選手の正確なバックトスに合わせた臼井廉選手(理工2)が狙いすましたスパイクを放ち得点。その勢いのまま25 - 16 で第1セットを先取した。
第2セットはどちらも譲らず点の取り合いが続く。その中でも、成蹊Cが攻撃を巧みに組み立てていき、着実に得点を重ねていく。そして、近藤風馬選手(理工1)の上から突き刺す強烈なスパイクも得点に貢献。成蹊Cが25- 21 で第2セットを奪取した。
第3セットでは成蹊Aの冨田選手と臼井選手のデュオが躍動。相手を翻弄するプレーで7-2とリードを広げる。 対する成蹊Cは鳥飼鉄舟選手(法律1)の意表を突くプレーで反撃、点差を縮め 13 - 10 とした。両者2桁得点と試合は盛り上がりを見せる中、先にマッチポイントとなったのは成蹊A。焦らず成蹊Cも仲間を鼓舞しあう。両者大健闘の末迎えた最終局面、成蹊Cが守備で粘るも、隙を突いたスパイクが決定打となり試合終了。成蹊Aが15-10 で激闘を制し、5連覇を達成した。
試合後、成蹊C主将の小塚壮真選手(政治2)は「惜しくも決勝で負けてしまい悔しい。1年生も活躍できていたので来年も頑張りたい」と語った。成蹊A主将の岩田宗磨選手(現代経済2)は「今年から取り入れた攻撃方法もうまくいき、全員で連携できていてよかった。6連覇に向け練習を重ねたい」と決意を示した。
(吉田桜音)
コメント