「大学」という新しい環境で学生生活をスタートさせた新入生にとって、新生活は期待と不安の両方に満ちたものだろう。そこで、新入生が悩むと思われる3つのことについて、当会部員に質問を行った。下記の回答が、これからの生活を送る上で参考になればうれしい。
▼――シラバスで特に見るべき部分はどこですか。
特に見るべきなのは、「成績評価の方法」の部分です。成績がレポートで決まるのか、試験になるのかによって、取り組み方が変わってきます。成績評価がレポートだと取り組みやすいと感じる学生も多いです。しかし、1コマ100分の講義を14回も受けることになるので、「授業の計画と準備学修」の部分をしっかりと見て、自分が興味を持つ内容かどうか、確認することも大切です。「この講義面白そう」という心の声に耳を澄ませながら、講義を選んでみてください。
▼――大学と高校の試験期間はどのような違いがありますか。
高校と違って、大学の試験期間は1週間と長いです。しかし、普段自分が受講している講義の時間帯に試験が実施される形式のため、試験期間でもスケジュールには余裕があることの方が多いです。そのため、高校時代の試験への向き合い方よりも緊迫感はあまりないですが、油断は禁物です。範囲が広く、どのように勉強すれば点数をとることができるのかも不明確なことが多いため、講義内容から試験で問われそうな部分を自分で準備する必要があります。論述試験では、明確な正解が存在しない点も難しいところです。
▼――履修登録で気を付けるべきポイントを教えてください。
まずはどの学部に所属していても、必修や選択必修を取りこぼすことがないように注意してください。また、最終的に卒業要件を満たすことができるように履修を組むことも大切です。そして、1日に講義を5個も入れてしまうと、精神的、体力的にもかなり疲れてしまうので、おすすめはしないです。もし、履修要項を読んでも分からない部分があれば、6号館1階にある教務部で相談できるので、ぜひ足を運んでみてください。
(長谷川真由)
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