夏の海を安全に

暑い夏の代表的なレジャーといえば水遊び。近年の顕著な高温化の影響で海水浴需要は高まっている。それと同時に高まるのが、事故のリスクだ。今回は、成蹊大学ライフセービング部で主将を務める鈴木菜水さん(総合経営3)に、夏の海での熱中症対策と水難事故への予防策について話を聞いた。 

成蹊大学ライフセービング部は、部員のほぼ全員がライフセーバーの資格を有する。現在は静岡県伊豆半島などを中心に活動をしており、海水浴シーズンには実際にライフセーバーとして従事している。

鈴木さんによると、最近は水の事故だけでなく熱中症の危険も高まっているという。そのため、見回りの際では、発汗の有無や意識の状態など、熱中症の初期症状にも目を配る必要がある。対策として鈴木さんは、パラソルの使用やこまめな水分補給をすることが大切だと話す。

また、離岸流によって海岸から流されたり、急に深い場所に入ってけがや溺れたりするリスクを減らすため、水遊びの際には、まず事前に自分が泳ぐ場所の地形を見ることも大切だという。それでも流されてしまった場合には片手を大きく振り、ライフセーバーが近くにいなければ、両手を大の字にして体を浮かせ、救助が来るのを待つことが重要だ。

ライフセーバーは仲間同士での連携の強化や、ライフセービングの大会への参加などを通じ、一刻でも早く人命救助を行えるよう努めている。しかし、エリアごとに分担し、全体に目を配っているとはいえ、全ての事故を事前に防ぐことはできない。だからこそ海水浴の際には、一人ひとりが安全意識をもって行動することが必要だ。              

(宮部惺至)

成蹊大学新聞会

成蹊大学新聞会(Seikei University Press)は、成蹊大学において学内新聞である『成蹊大学新聞』を発行している学生団体です。

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