馬がもたらす癒やしの力

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日々の生活を送る上で不安や悩みを感じた経験は誰しもあるだろう。そうした日常の中で、馬と触れ合うことで心を落ち着かせる「ホースセラピー」という取り組みが行われている。今回は、馬がもたらす癒やしの力について、東京都日野市で「馬カフェマリヤの風」を経営している山崎立暎さんに話を聞いた。

ホースセラピーは他の動物によるセラピーと同様に、触れ合いによる心のケアが主な目的だ。さらにこのセラピーでは、馬が人を背に乗せられる特徴を生かしている。乗馬により身体が揺れることで、精神面だけでなく身体面でも癒やし効果を得ることができる。

ホースセラピーの利用者は、体験の前後で表情の変化が顕著に現れる。来店時には暗い表情を見せていた人が乗馬体験中に徐々に明るい表情へと変化する。そして、最後にはまるで別人のような笑顔になって帰っていくという。その理由について山崎さんは、馬との対話を通じて心が穏やかになったことや、自信を取り戻せたからだと語った。

同店のホースセラピーはマリヤという1頭の馬と山崎さんのサポートによって行われる。利用者はまず、乗馬する前にマリヤに触れることで精神的な癒やしをもらう。そうして彼女とコミュニケーションをとり、心を通わせる。その後、山崎さんの補助のもとで乗馬し、馬と呼吸を合わせて進むことで身体的にも癒やしを受けることができる。マリヤは乗る人の体格や体調に合わせて速度の調整が可能だ。そのため、安全面での懸念も少なく、安心して乗ることができる。

山崎さんは、馬を単なる動物や道具ではなく、人を助ける「家族」や「パートナー」のような存在だと話す。また、いつもそばで助けてくれる存在でもあるという。マリヤの風では老若男女問わず誰でもホースセラピーを受けることができる。疲れることの多い現代社会を生き抜くうえで、癒やしを求めて馬と触れ合ってみてはどうだろうか。

(栗原弦汰)

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