お芋掘りサークル 農業で紡ぐ「つながり」

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お芋掘りサークルの活動の様子

本学にはさまざまな課外活動団体が活躍しているが、その中でもひときわ個性の輝く団体が存在する。その名も「お芋掘りサークル」だ。このサークルは、昨年発足したばかりであるにもかかわらず、今年の新歓で部員総数50人を達成するなど、大きな盛り上がりを見せている。
 
同サークルの発起人である、代表の齋藤祐希さん(総合経営4)。齋藤さんは、自身がボランティアに参加したいと考えた時に、大学の既存のボランティア団体では加入の敷居が高いと感じた。そこで、「敷居が低く、誰でも気軽に入れる団体を作りたい」と思い、同サークルを設立した。その際に、ゆるめの雰囲気で敷居を下げるとともに、新入生の興味をぐっと引きつけたいと考え、「お芋掘りサークル」という名称にしたという。

お芋掘りサークルの活動の様子

主な活動内容は、成蹊小学校の畑での農作物栽培と専業農家さんの畑で行う単発の農業ボランティア、そして欅祭での出店だ。その中でも、成蹊小学校の畑での農作物栽培は小学生と一緒に行っており、同サークルならではの活動だという。この活動は、「小学校から大学まで一貫制であるのにもかかわらず、それぞれのつながりが薄いという成蹊大学の課題にアプローチできないか」という思いをきっかけに始まったもので、今後も精力的に続けていきたいとのことだ。

同サークルの魅力について、齋藤さんは「ゆるりとした雰囲気」を挙げる。活動頻度やノルマといった縛りを設けないことで、個人のペースで楽しめるような環境を整えているという。また、部員が思ったことを言い出しやすいような空気作りにも力を注いでおり、それが賑やかで気軽に集まれる雰囲気を生み出している。この雰囲気こそが、多くの入部希望者を引きつけて離さない一因なのだろう。

齋藤さんは、学生に向けて「大学4年間は長いようで短いので、自分が心から打ち込める活動を見つけてほしいです。その中でお芋掘りサークルに興味を持ったらいつでも連絡お待ちしています」と語った。これからのお芋掘りサークルの活躍に、目が離せない。

(前田知哉)

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