本格再開 三鷹阿波踊り

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8月19日と20日に、本学に隣接する三鷹市で阿波踊りが開催される。三鷹阿波おどりの魅力や現状について、主催者である三鷹阿波踊り振興会の星野博忠副会長にお話を伺った。

今年で56回目を迎える三鷹阿波おどりは、阿波踊りとしては都内で2番目の歴史を持つ。地域振興を目的として始まったこの祭りは、コロナ禍前には1日に7千~1万人の観客を動員したという。

この祭り最大の魅力は、演者と観客の近さだ。駅前の通りで行うことから、鉦・笛・太鼓などのお囃子や踊り手が観客の目の前を通り過ぎる。観ていた人が飛び入り参加できる「飛び入り連」があるなど、祭りの魅力を最大限に引き出す取り組みがされている。

しかし、コロナ禍ではその近さが裏目に出てしまった。密な状況が起こりやすい祭りの性質上、感染状況が落ち着かない限り企画自体が立てられない。昨年は三密を避けるため、事前告知を必要最小限にし、祭りの規模を縮小するなど、感染対策を万全にして開催することができたという。

今年は4年ぶりに従来の規模で開催される予定だ。コロナ前の規模に近づけるため、今年から施される改良も多い。各出演連がとどまって踊る「組踊り」や「輪踊り」がその一例だ。また、複数の連が一緒になり踊る「総踊り」の導入など、新たな取り組みによってさらなる活性化を図っている。

星野さんは「阿波おどりをきっかけに地元を盛り上げるのがゴールだ」と語った。本学のボランティアセンターでは当イベントへの参加者を募集している。興味を持った方は、現地やボランティアセンターに足を運んでみてはいかがだろうか。

(小川紀寧)

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