キャンパスに馬場 生活をともに

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成蹊大学体育会馬術部は、キャンパス北部にある馬場を拠点に、8頭の馬と45人の部員が活動に励んでいる。本取材では、大柄な見た目とは裏腹に、繊細かつ人間のように感情豊かで、人と心を通わせることができるという馬の魅力が浮かび上がってきた。

馬術部の1日は早朝から始まる。馬の世話は週3回のシフト制で、当番の部員は7時半(夏場は6時半)に集合し、給餌やブラッシング、馬の運動、馬房の掃除を行う。その後も授業の合間に給餌をし、活動は19時頃に終わる。

部員の多くは大学から馬術を始めている。入部前は「馬は気性が荒くて危険なのでは」という不安を抱いていた部員も、実際に接する中で印象が変わったと話す。馬にもそれぞれ個性があり、同部に在籍する馬の多くは穏やかでおとなしい性格をしている。しかし、特定の部員にだけ態度を変えるなど気難しくわがままな一面もあり、人間のように細かな感情を表す。

ブラッシングを嫌がる箇所も馬ごとに違う。そのため、入部当初はそれぞれの特性をつかめず、接し方が難しかったという。それでも、日々馬の世話をし、馬術の練習を重ねることで馬と意思疎通を図れるようになった実感があると語った。部員にとって馬は、疲れた時は癒しとなり、競技中は戦友のように感じられる存在のようだ。

また、同部ではコンポストプラントという発酵機械で、馬糞から堆肥を作り、無料で配布している。この堆肥は無臭でサラサラだ。在庫が保管小屋からあふれるほどにあるため、常に貰い手を募集している。

午年を迎えた今年、同部は馬の健康を最優先にしながら、四大戦三連覇を目標としている。新入生へは「新歓では乗馬体験ができる。せっかくキャンパス内に馬場があるので、ぜひ来てほしい」と呼びかけた。 

(矢島愛実)

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